境界性人格障害を治すには、リフレクティブファンクションを高めること

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境界性人格障害を治すには、リフレクティブファンクションを高めること

境界性人格障害を治すには、患者本人がリフレクティブファンクションを高めることが大切だ、という話を聞きました。

リフレクティブファンクションとは、自分を冷静に振り返ること、まわりの状況や人を顧みる力、のことです。

今回は、境界性人格障害を治すために大切なポイントとなる、リフレクティブファンクションを高めるポイントについて書いてみたいと思います。

境界性人格障害を治すには、自分を客観視することが大切

境界性人格障害(BPD)の人は、とても繊細で傷つきやすいため、出来事や状況を冷静に振り返ることが苦手です。

主観的な自分の見方や考え方にとらわれやすく、自己主張をすればするほど問題が悪化していくという悪循環におちいりやすいのも、境界性人格障害の特徴です。

境界性人格障害の人は、問題をこじらせてしまい、まわりの人をも巻き込んでしまうことが多いのです。

こういった境界性人格障害の悪循環から抜け出すためには、リフレクティブファンクション=客観的に振り返る能力を高めることが必要とのことです。

自分を客観的に見つめるための方法には、日記を書く、記録をつける、自分史を書く、友達に話す、などの方法があります。

カウンセラーや担当医など良い手本にして学ぶ

また、境界性人格障害の患者さんが、リフレクティブファンクション=自分を顧みる力を高めるための方法として、良い手本や見本から学ぶことがあります。

この場合の良い手本・見本は、例えば、担当医やカウンセラー、身近な支えてくれる親や家族などの中から見つけるといいそうです。

冷静に問題に対処する人を手本として、行動や考え方を学び、成長していくのです。

ただ、注意点としては、何もかもその手本となる人に頼ってしまい、依存状態になってしまうのではなく、自分の頭で考えることを忘れないようにすることも必要です。

例えば、自分が○○さんだったらどう考えるだろう、どんな行動をするだろうか、と考えてみるといいそうです。

境界性人格障害を治すためには、心の余裕が大切

最後に、心の余裕を持つことも、境界性人格障害を治すために大切なことです。

ストレスがたまっていたり、疲れているときは、誰でも心に余裕がなくなってしまいます。

境界性人格障害の人は、疲労や睡眠不足で精神的に不安定になりやすい傾向があるみたいなので、十分な睡眠と休息をとることが大切です。

規則正しい生活、栄養バランスの良い食事内容、十分な睡眠など、生活リズムを整えることも、境界性人格障害を治すには大切なポイントになります。

【まとめ】

・境界性人格障害を治すには、自分やまわりのことを客観的に見つめること=リフレクティブファンクションが大切

【リフレクティブファンクションを高める方法】
・日記を書く、自分史を書く、記録をつける、友達に話す
・冷静で精神的に安定している人を手、見本にして学ぶ
・その人に頼りきるのではなく、自分で考えて行動することを大切にする
・心に余裕を持つために、十分な睡眠、栄養のある食事など、心と身体を整える

◆この記事は、パーソナリティ障害の臨床の第一人者であり岡田クリニック院長の岡田尊司先生執筆・監修「ササっと分かる境界性パーソナリティ障害(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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