失恋や恋人との別れが境界性人格障害の発症原因になる?

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失恋や恋人との別れが境界性人格障害の発症原因になる?

失恋や恋人(彼氏や彼女)との別れや、大きな挫折などの出来事のあとに、急に精神的に不安的になるケースも少なくありません。

相手から見捨てられるような状況をきっかけにして、境界性人格障害(ボーダーライン症候群)を発症することがあるのです。

別れや挫折をきっかけに境界性人格障害になることも

境界性人格障害(ボーダーライン症候群)の典型的なパターンは、子供の頃に親から見捨てられるような体験をし、それと似た状況が再現する出来事に合うことで、心の安定が急激に崩れるパターンです。

その出来事には、恋人との別れや失恋、挫折や大きな失敗などが多く見られます。

それまではごく普通の人だったのにも関わらず、ある出来事をきっかけに精神的に不安定になり、自傷行為(リストカット)や自殺企図を繰り返すようになり、境界性人格障害(ボーダーライン症候群)と診断される人が多いのです。

心の傷=トラウマを自覚していない人が多い

失恋や別れ話などは、境界性人格障害の発症原因というよりも、きっかけととらえたほうが正しいかもしれません。

境界性人格障害(ボーダーライン症候群)の人は、まだ小さい子供の頃に、親の離婚や死別など、自分が見捨てられてしまうと感じるような出来事があります。

そして、自分では自覚できないような心の傷=トラウマを抱えながらも、なんとか頑張って心のバランスを保って生活していたのです。

そこに、トラウマがフラッシュバックするような出来事が起こり、それまで保っていた心の安定が一気に崩れてしまい、情緒不安定になり、境界性人格障害の発症につながります。

否定的な言葉や拒絶されることに過剰反応する

境界性人格障害の人は、まわりの人からの何気ない言葉や仕草でも、過剰に反応することがあります。

特に自分に対して否定的な言葉や仕草、別れることや拒絶されることに対して過敏に反応する傾向があります。

相手が冗談やからかっているつもりでも、境界性人格障害の人は本気と受け取ってしまい、場合によっては、自傷行為(リストカット)や自殺企図、ストーカー行為など過激な行動にでることもあります。

【まとめ】

・恋人との別れや失恋をきっかけに、境界性人格障害を発症する人が多い
・挫折や大きな失敗など、自分の評価が下がる出来事も発症のきっかけになる
・見捨てられることに対して過剰に反応する
・心の傷を自覚していない人が多い
・それまで普通に見えた人が急に情緒不安定になり、自傷行為(リストカット)や自殺企図を繰り返すようになる

◆この記事は、パーソナリティ障害の臨床の第一人者であり岡田クリニック院長の岡田尊司先生執筆・監修「ササっと分かる境界性パーソナリティ障害(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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