【発達障害】ADHDは運動会が苦手?教師の対応と対処法について

【発達障害】ADHDは運動会が苦手?教師の対応と対処法について

発達障害の子どもは、運動会が苦手だったり、嫌いなど、ネガティブな印象を持っていることが多いようです。

そこで今回は、発達障害の子どもの運動会について、教師の対応や対処法のポイントをまとめてみたいと思います。

ADHDは運動会が苦手で嫌いなことも【発達障害】

運動会は、かけっこ(徒競走)やダンス、玉入れ、組体操など、様々な種目が行われます。

全身を使った協調運動が苦手な発達障害の子どもにとっては、早く走れない、うまくできない、失敗ばかり、となりやすく、運動会を楽しみと感じるよりも、憂鬱で運動会に出たくないと思うケースも少なくないようです。

【教師の対処法】運動会の練習はどうすればいい?

ADHDなど発達障害の子どもの運動会の練習はどうすればよいのでしょうか。

可能であれば、教師の対応としては、発達障害の子どもは全体練習以外に、放課などで個別の練習ができるとよいでしょう。

教師がお手本を見せながら説明して、モデリングをするのも有効です。「失敗しても大丈夫」等の声かけも大切です。

全体練習の際に、他の子どもが発達障害の子どもの間違いをからかったりしないように、また発達障害の子どもの支援やサポートをできるような雰囲気づくりが練習段階から大切になります。

予定変更でパニックになる発達障害の子どもも

ADHDなど発達障害の子どもは、予定変更、スケジュール変更が苦手で、場合によっては予定が変わっただけでパニック状態に陥ってしまうこともあります。

運動会などの学校の行事では、進行状況によってスケジュールや予定変更になることがよくあります。

教師の対応としては、予定変更が苦手な発達障害の子どもには、早めに伝えるなどの対処をとるようにしましょう。

ピストルの音が苦手、大きな音が怖い

発達障害であるアスペルガー症候群や高機能自閉症の子どもの中には、音に敏感な子どももいます。

大きな音や大声が苦手な発達障害の子どもの場合、運動会でのピストルの音に驚いてパニック状態になってしまう例もあるようです。

運動会など学校での行事ごとは、普段の教室とは環境が異なり、発達障害の子どもがパニックになりやすい状況といえます。

教師の対応としては、練習段階からピストルの音を聞かせて慣れておく、いつ鳴るかを教えておくなどの対処が有効です。