【教師のサポート】LD学習障害の子どもの教育支援のポイント

【教師のサポート】LD学習障害の子どもの教育支援のポイント

LD学習障害がある子どもに対して、幼稚園や小学校の教師はどのように対応し、サポートすればよいのでしょうか。

今回は、LD学習障害の子どもの教育支援、教師のサポートや対応のポイントについてまとめてみたいと思います。

LD学習障害の子どもの勉強|3つのポイントとは?

学習には、次の3つの要因が関わっているといわれています。

①理解の程度
②認知の偏り
③やる気

この3つの要因のうち、どれかひとつが欠けただけも学習が進みません。

やる気があっても認知に偏りがあると正確に理解できず、認知に偏りがなくてもやる気がなければ勉強ははかどりません。

LD学習障害の子どもの教育支援においても、この3つのポイントを押さえながら、教師は対応していくことがよいでしょう。

LD学習障害の子どもは叱る方がいい?ほめる方がいい?

LD学習障害についての理解が浅い教師は、他の子どもの接し方と同じような方法でLD学習障害の子どもに対応しようとする傾向があります。

通常の学習方法、叱咤激励、という関わり方によって、反復することで学力を身につけさせようとしますが、LD学習障害の子どもは「本人の努力ではどうにもならない」こともあります。

なぜできないのか、その根本的な理由や要因、LD学習障害の盗聴や特性を十分に理解し、子どもが持つ個性や弱点に気付くことができれば、適切なサポートが可能になります。

LD学習障害だから叱ればいい、褒めればいい、という単純な考え方ではなく、その子の特性に合った学習方法で能力を伸ばしていく対応が大切です。

併発や合併症も多いLD学習障害

LD学習障害は「聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する」能力のうち、どれかの習得に困難が生じる発達障害です。

とはいえ、実際的には、LD学習障害だけでなく、ADHDやアスペルガー症候群、高機能自閉症など、他の発達障害を併発しているケースも多く、学習障害の面だけでなく、コミュニケーション能力や社会性の面においてもサポートしていく必要があります。

LD学習障害の診断名や定義にとらわれず、子どもがどんな問題に特免しているか、どんな困難を持っているのか、しっかりと把握して、よりよい支援につなげていきましょう。

原因を理解して適切な対策を立てる

LD学習障害の子どもへの教師の対応において、「どうすれば学習のつまづきを減らし、能力を伸ばせるか」という姿勢が大切です。

例えば、認知の偏りがある場合には、他の子どもと同じような学習方法ではなかなかうまく理解できません。視覚や聴覚を使った学習方法だけでなく、体を使って触ってみる、使ってみる、など多角的な勉強支援が必要になることもあります。

また、理解が遅れているのであれば、学習内容も先へと進まず、ゆっくりでもいいので順番に理解して勉強する方がつまづきが少なくなることでしょう。

LD学習障害の子どものやる気が低下している場合には、達成感や充実感を感じれるような指導が望まれます。

◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授の上野一彦先生執筆・監修「図解よくわかるLD(学習障害)(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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