聴覚認知障害の対応について|聞くことが苦手なLD学習障害

聴覚認知障害の対応について|聞くことが苦手なLD学習障害

聞き取りや聞くことが苦手だったり、聞き間違いが多い、という特徴をもつLD学習障害は「聴覚認知障害」と呼ばれることもあります。

そこで今回は、聴覚認知障害の子どもをサポートする教師の対応や対処法についてポイントをまとめてみたいと思います。

聞くことが苦手な聴覚認知障害とは?

LD学習障害のタイプのひとつ「聴覚認知障害」の子どもは、その名称の通り聴覚認知に偏りがあります。

そのため、さまざまな音の中から自分が聞きたい音だけを選んで聞く、という普通であれば意識しなくてもできることが苦手です。

聴覚認知障害にみられる特徴

・聞くことが苦手
・聞いても内容が理解できない
・聞き取りが困難
・聞いたことを覚えておくことができない
・聞き間違いが多い
・人の話を聞かずに自分のことばから話をする

教師の対応や対処法は?

聴覚認知障害の子どもは、窓の外の運動場から聞こえる声、雨や風の音、車が通った音など、ちょっとした音でもその音だけが耳に入ってしまい、授業中に教師の話を聞いていないこともあります。

教師の対応、対処法としては、聴覚認知障害の子どもは窓際の席を避けるようにして、できるだけ窓を閉めておくようにしましょう。

また、教師が指示を出すときは「これから大事な話をします」と、先に子どもたちの注意を引くようにしてから話し始めるのも有効です。

ざわざわと教室内が騒がしいときに、さらに大きなことで話すようなことはせず、子ども達が静かになるまで待ち、わかりやすい言葉で、ゆっくりと話すことを心がけるとよいでしょう。

聴覚だけでなく視覚情報を活用する

聴覚認知障害の子どもは、聴覚の情報処理が苦手なLD学習障害でになります。

そのため、聞き間違いが多かったり、聞き取りが苦手で、教師の指示通りに行動することができないことがあります。

教師は、言葉で説明するだけでなく、視覚情報を活用するなど、視覚的にも伝えるように工夫するとよいでしょう。必要に応じて、視覚教材や道具を活用するのも有効な方法です。

伝言ゲームで聞き取り能力を育てる

ADHDの不注意や衝動性が強くても、聴覚情報を処理できる子どもには、聞き取り能力(聴覚認知)を強化することも必要です。

例えば、伝言ゲームや連想ゲームなどで、聞く力、話す力の両方を鍛えるのもおすすめです。

◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授の上野一彦先生執筆・監修「図解よくわかるLD(学習障害)(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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