【教師の対応】ADHDとLDの子どもが授業に集中できない|発達障害

【教師の対応】ADHDとLDの子どもが授業に集中できない|発達障害

ADHDやLD学習障害など発達障害の子どもは、学校の授業に集中できないこともよくあります。

そうしたとき、担任教師の対応として、教室の環境を集中しやすく整えることに加えて、集中力が持続するように学習方法を工夫することも求められます。

集中できる時間15分?発達障害/ADHD/LD学習障害

ADHDやLD学習障害など発達障害の子どもに限らず、教師が一方的に話をする授業は、退屈に感じる子どもが多く、集中力も切れやすくなってしまいます。

小学生低学年(1年/2年/3年)の子どもの場合だと、授業に集中できる時間は15分くらいといわれています。

授業に集中できるようにするためには、子どもを飽きさせず、注意を引きつけるような授業内容が求めらます。

五感を活用した授業内容がおすすめ

授業の最初は、子どもが興味を持ちそうな内容から始めるとよいでしょう。

例えば、虫が好きな場合、虫に関するクイズを出して、子どもたちが考えて発言する機会を与えるのもおすすめです。

教師の話を受け身になって「聞く」だけでなく、「話す、見る、書く」そして「考える」など、様々な刺激や活動を盛り込み、五感を刺戟するような授業内容だと、ADHDやLD学習障害など発達障害の子どもの集中も切れにくくなります。

毎日同じ授業進行パターンだと子どもたちはあきてしまいやすいので、数人のグループで話し合ったり、作業したり、いろいろなパターンの学習方法を組み込みながら、バリエーション豊かな授業進行が有効です。

授業の流れを伝えておく

また、授業の全体の流れを子どもたちに前もって伝えておくことも有効です。

次に何をするか、分かっていると、子どもも見通しを立てることができ、気持ちも安定して、勉強に集中しやすくなります。

「○○が終わったら、次は教科書の21ページをみんなで読みます」など、授業の流れを伝えるとよいでしょう。

無理をさせないこと|発達障害の子どもの学習支援

ADHDの多動性が強い子どもの場合、授業中に歩き回ってしまうことがあります。

そうした際、無理に座らそうとするよりも「5分だけ座っていよう」など、少し我慢すればできる目標をつくります。5分じっと座っていることができたら「よく頑張ったね」と努力をほめることも忘れないようにしましょう。

また「5分休憩してから、続きをやろう」というように、発達障害の子どもに合わせて対応するとよいでしょう。

◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授の上野一彦先生執筆・監修「図解よくわかるLD(学習障害)(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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