LD学習障害の検査、判断や診断方法は?診察時の必要な持ち物は?

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LD学習障害の検査、判断や診断方法は?診察時の必要な持ち物は?

LD学習障害やADHDなど発達障害の診断は、医師など専門家でも判断が難しいものです。

病院によって、医師によっては、違う診断名をつけられるケースもあります。

初診時、診察に必要な持ち物は?

LD学習障害やADHD、アスペルガーなどの発達障害の診察は、医師との面談を中心に進められます。

医師と子どもの面談では、質問に対する子供の反応から、発達の程度は年齢相当か、言語理解はどうか、コミュニケーションがとれるか、などの点から、高機能自閉症やアスペルガー症候群との合併や併発がないかを診断します。

親と医師の面談では、出生児に未熟児ではかなったか、これまでの子供も成長過程、家族歴、日頃の様子などが質問されます。

スムーズな診察のためにも、前もってメモを書いておいたり、母子手帳を持参するとよいでしょう。

【診察時の持ち物】
・母子手帳
・育児日記
・子供のノートや通知表
・子供の特徴を書いたメモ
・幼稚園や保育園の先生から聞いた園での子供の様子
・小児科医の紹介状 など

CT、MRI、脳波検査、知能検査も/h5> LD学習障害やADHDなどの発達障害の検査では、通常は脳波検査や画像検査、血液検査がおこなわれることはほとんどありません。 ただし、けいれんなど発達障害とは無関係の症状がみられる場合は、他の病気かどうかを調べるために脳波検査を行うことがあります。 また、未熟児だったり、大きなケガや病気をしたことがある場合には、CTやMRI、血液検査などをおこなうこともあります。 知能検査も実施され、日本国内において使われることが多い方法は「ウェクスラー式知能検査(WISX-Ⅲ)」という知能検査で、行動特性や認知特性、心理的問題について知ることができます。 ウェクスラー式知能検査=WISC-Ⅲの方法とわかること

【動作性検査】
・絵画作成(絵から欠けている部分を探す)
穴埋め問題ができない
全体を把握することが苦手、人間関係で誤解しやすいかどうか

・符号(数字に対応している記号を書く)
授業中、黒板を書き写すのが遅い
書き写し間違い、漢字の覚え間違い、スペルミスの多さ

・絵画配列(絵のカードを物語の意味が通るように並べる)
日常生活での行動予測や結果予測が困難
時間的な順序が理解できない

・積木模様(積み木のモデル模様を見せて同じ模様をつくる)
全体を見て部分的には分解できない

・組み合わせ(部分を組み合わせて1つのものをつくる)
話や指示の部分だけでは全体が想像できない
計画や作業を完成させるのに何が必要かわからない

・記号(記号を見て同じものを選択肢から選ぶ)
漢字やスペルの判別、選択肢問題が苦手かどうか

・迷路(迷路を解く)
先を予測して行動することが困難

【言語性検査】
・知識(一般常識の問題に答える)
教科書や授業内容を理解して記憶できない、自分の理解で行動しがち、指示されたことを忘れて何度も聞いたりする

・類似(2つの単語の似ているところを答える)
色、形、感触、用途、感情などさまざまな側面から物事を見ることが苦手、算数/数学の回答はできてもプロセスが理解できない、同音異義語の使いわけや物語の心情理解ができない

・算数(口頭で計算問題に暗算で答える)
文の概念化や演算への置き換え、符号化、計算ができない

・単語(口頭で示した単語の意味を答える)
音声の説明や相手の話を理解しにくい
自分が知っている意味だけで理解しようとする
不適切な言葉の使い方をする

・理解(社会的ルールや日常生活の中での問題についての質問に答える)
困難な状況に直面したときに、どうすればいいか自分で判断できない
他人を理解できない
衝動をコントロールできないで、手や口を出しやすい

・数唱(耳で聞いた数字を同じ順番で答える)
指示された内容を記憶しにくい
指示された順番を間違えやすい
電話番号や時間などの数字を間違う

◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授の上野一彦先生執筆・監修「図解よくわかるLD(学習障害)(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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