文字が読めない学習障害LDについて/ディスレクシア読字障害

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文字が読めない学習障害LDについて/ディスレクシア読字障害

学習障害LDの代表的な症状は、文字や文章が読めないディスレクシア(読み書き障害)です。

医学的には「読字障害」といいます。

学習障害LDに多い文字が読めない症状

話をすることなどは普通にできるのに、教科書を読むときに急に文字や文章が読めなくなる子がいます。

学習障害LDの子には、読む能力に障害があるケースが多くみられます。

学習障害LDの80%は、ディスレクシア(読み書き障害)といわれており、中心的な症状になります。

学習障害LDの読字障害の具体例

・単語をひとつの言葉ととらえることができず、一文字ずつ読む(逐次読み、拾い読み)
・文章をどこで区切って読めばいいかわからない
・形の似た文字を読み間違える
・拗音「きゃ・じゅ等」や促音「っ」などの音の発音ができない
・文章や行を飛ばして読む
・音楽を楽器と読むなど、漢字を似た意味の言葉に読み替える
・どこを読んでいるか分からなくなる

学習障害LDの読み間違いが多い文字の例

【形が似ている文字】
・ふくろ→ふくら
・草がはえる→草がほえる
・手をあらう→手をわらう
・さきにいく→ききにいく
・石→右

【左右逆にすると似ている文字】
・さくら→ちくら
・とりかご→つりかご

【回転すると似ている文字】
・くびをだく→へびをだく
・こまどり→いまどり

学習障害LDとディスレクシア

LDという言葉は、アメリカの発達障害に関する教育用語です。

LDの語源をたどると、ヨーロッパでうまれた「ディスレクシア」という医学用語にたどりつきます。

イギリスの精神科医モーガンは「頭はいいのに文字が読めない」少年に注目して、これを「ディスレクシア(読字障害)」と名付けました。

学習障害LDの80%はディスレクシアといわれていて、とても割合の多い症状です。

読みに障害があると、書くことにも問題が生じやすく、ディスレクシアを読み書き障害と呼ぶこともあります。

2つ以上の感覚情報の処理が苦手

教科書を音読することは、目から入ってきた文字を、脳の中で音声情報に変換して、その文字を音にしなければなりません。

文字が読めない学習障害LDの子供は、たくさんの文字が同時に目に入ってきてぼやけたり、文字を追う目の動きがスムーズでなかったり、2つ以上の情報を同時に処理するのが苦手だと考えられています。

一見すると、視力はいいのに、本当の意味で見る能力、見分けたりすることがうまくできないといえます。

見る力が弱いと、本を読むこともストレスになり、避けるようになってしまいます。

◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授の上野一彦先生執筆・監修「図解よくわかるLD(学習障害)(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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